■米ドル円の急伸
ひまわり証券のマーケットニュースで、バーナンキFRB議長が
「ドル安の影響を注視している」とコメントした事で、ドルが急伸しました。
1ドル104.50から105.50まで急上昇。
なぜこのコメントで米ドル円がドル高円安になるのか、「???」です。
まあそのおかげで、米ドル円が115.28の指値決済にひっかかり、
5,000円の利益が出ました。
最近は米ドル円で50銭程度の細かい為替差益を積み重ねています。
コツコツ利益を積み重ねる手法は、僕の性格に合っているかも知れません。
負けないことを重視し、大きな利益を狙わない短期トレードです。
ところで為替王さんのブログに、興味深い記事がありました。
カルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)は知っていますか?
2008年3月末時点で、運用資産は2424億ドル。
「安全で保守的な運用が求められがちな年金基金でありながら、
アグレッシブで時代を先取りするような運用戦略を取り入れて
成功していることで世界中の年金業界、運用担当者に影響を与えている。」
【現在の投資比率】
Global Fixed Income: 26.7%
Global Equity: 52.3%
AIM: 9.5%
Real Estate: 9.7%
Inflation Linked: 1.4%
【今後の運用方針】
Global Fixed Income: 19.0%
Global Equity: 56.0%
AIM: 10.0%
Real Estate:10.0%
Inflation Linked: 5.0%
※為替王ブログより抜粋
【用語解説】
Global Fixed Income:世界の債券投資
Global Equity:世界の株式投資
AIM:代替投資(未公開株投資など)
Real Estate:不動産投資
Inflation Linked:インフレ対応投資(インフレリンク債やコモディティなど)
最近は、資源(原油)や食糧(小麦)などの価格が
世界的に上昇しています。
物価上昇(インフレ)が生じると債券価格は下落しますから、
カルパースは、今後も物価上昇(インフレ)が続くとにらんで、
インフレ時に含み損を抱える可能性の高い債券投資比率を下げて、
インフレ時に対応できる(インフレヘッジ機能を有する)商品への
投資比率をじわじわ高めようという戦略があるのではないか。
カルパースは、膨らみつつあるインフレ圧力(金利上昇圧力)が
現れる可能性に注意を払っているのでしょうか。
これは藤巻健史さんの戦略と非常に似通っています。
インフレ時に有利な株や不動産。
日本も現金がじゃぶじゃぶに余っていますから、
それらが金融市場に流れ込めば、
資産インフレを誘発するかもしれませんね〜
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P.S
明日は「新月」です。
大きな為替変動はあるでしょうか・・・
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